はやぶさの帰還は2010年が目標 ― 2005/12/14 10:26
気になるrelease
小惑星イトカワへのタッチダウン後に姿勢が不安定になっていた探査機イトカワの状態を回復に時間がかかる見通しとなった。当初、2007年6月に地球に帰還する予定だったが、3年延期して2010年に帰還させる方向で作業を進めることになった。
<「はやぶさ」探査機の状態について(12月14日)>が<はやぶさ関連記事:宇宙ニュース(2005年)>にアップされているので、内容を確認できる。
イトカワのサンプルが採集できていたかどうかわかるのもずいぶん先になってしまった。
もっとも、はやぶさは不安定な状態にあることから救出モードと呼ばれる運用に以降させて回復を試みることにしていて、2010年に帰還させるには2007年の初めまでに復旧させる必要はあるが。
復旧させられる見通しは高いとのことなので期待しよう。
このところ宇宙科学研究本部のトップページに、はやぶさ情報がアップされていたが、今回のリリースはアップされなかった。
一方、宇宙航空研究開発機構からも<「はやぶさ」探査機の状態について>が同じ情報でアップされている。
宇宙科学研究所と宇宙開発事業団が一緒になって宇宙科学研究所は宇宙科学研究本部として宇宙航空研究開発機構のひとつの組織となったのだから、情報提供の方法も一本化してもらいたいと思う。せっかく一緒になって効率を高めようとしているのにこれでは、ちょっとなぁ。