ニューホライズン探査機(1)打ち上げ ― 2006/01/05 20:45
冥王星と冥王星の衛星カロン、カイパーベルト天体(Kuiper Belt Objects)を探査するNASA(米航空宇宙局)の<Pluto-Kuiper Belt mission>に出発するNew Horizon探査機の打ち上げが目前に迫ってきた。
2月17日の<1:24 p.m. - 3:23 p.m. EST>の間が打ち上げ時刻。日本時間は<18日3:24 - 5:23>となる。
Animation Leaving Earth (MP4, 1,767KB)
科学的な探査目的はおいおい紹介するとして、まずは打ち上げについて。
発射台はケープカナベラルのコンプレックス41。NASA Launch site supportの地図でいえば、大西洋に面して4つ並んでいる発射場の南から2番目の場所にある。
ちなみに39 Pad Aと39 Pad Bはスペースシャトルの打ち上げ場所。アポロ計画のサターン5型ロケットの打ち上げにも使われた場所だ。
打ち上げに使われるロケットはアトラス5型ロケット。<Launch Services Program>
を見ると分かるが、NASAではスペースシャトル、デルタ4型ロケットに続いて大きいロケットとなっている。
↑にあるように探査機は先端部のcentaurブースターについた状態で打ち上げから4分33秒後に分離されて加速。さらにStar 48Bを燃焼させて打ち上げから47分32秒後に冥王星に向けて旅立つ。
ローンチウインドーは2006年1月17日~2月14日。2月3日よりも前に打ち上げることができれば2007年2-3月には木星に到達して、木星の重力の助けを借りて2015日7月14日に目標の冥王星に最接近する計画になっている。