■福岡の路線バスで無線LAN実験■大阪大学が論文不正で処分■ ― 2006/02/17 16:35
気になるrelease
- 路線バスに無線LANで情報
無線LANのネットワークが街中に張り巡らされたらきっと便利になるのだろう。
2006年2月15日~3月31日に福岡市内で行われている実験はその一例だ。
実験の名称は<「福岡ITバス(略称: FITBUS)」実証実験>。ルートが発表した<福岡市、九州大学らと「福岡ITバス(略称: FITBUS)」実証実験を開始>によると、バス経路(約5.5km)に無線LAN基地局9局を設置し、無線LAN(IEEE802.11g)でバス車内に常時インターネット接続環境を構築している。
impressの<福岡市の路線バスでコンテンツの配信実験、無線LANとPHSを利用>には実験前の無線環境に関する情報も紹介されていて、実験前に乗用車で調査したところ、実験区間の7割ほどは無線LANで接続できたということなので、無線LAN範囲外でPHSを使ってネットワークを構築する割合は3割ほどなので、かなり高速な通信が期待できそうだ。
道のいたるところに無線LANの基地局ができてほしいと思う。いっそのこと信号機につけてしまえばいいのに。
実験はバスでの通信だが、ノートPCやPSP、ニンテンドーDSといった無線LAN対応の機器さえあれば、いつでも、どこでもネットにアクセスできるようになる。IP電話だって使えるようになる。
そうなると携帯電話とIP電話との垣根もどんどんなくなっていって、通信事業者の違いもシームレス化していくに違いない。
- 論文不正で処分
科学者のモラルはいったいどうしたのだろう。科学論文の不正行為で科学者が処分された。
Yomiuri Onlineの<論文データ不正、阪大2教授停職…他にも3本ねつ造?>によると、大阪大学は共同執筆者の下村伊一郎教授(42)を停職14日、竹田潤二教授(53)を同1か月、特任研究員(36)を戒告とする懲戒処分を行った。研究グループが別のテーマで投稿した3本の論文で、ねつ造の疑いのあるデータを使っていたことも発覚した。
問題の論文は<Enhanced insulin sensitivity, energy expenditure and thermogenesis in adipose-specific Pten suppression in mice>(Nature Medicine 10, 1208 - 1215 (2004)Published online: 17 October 2004; doi:10.1038/nm1117 )。すでにwe were unable to reproduce the original results.(Nature Medicine 11, 691 (2005) doi:10.1038/nm0605-691a)として撤回されている。
この問題をめぐっては<大阪大医学系研究科「ネイチャーメディシン」捏造データ投稿事件-主執筆者の周辺について-(2005.05.21)>が参考になる。
大阪大学は2006年2月15日に記者会見して関係者の処分を発表。webに<Nature Medicine掲載論文にかかる教員の処分等について>を掲載して総長の見解を表明した。
総長見解は研究における公正さの確保は科学の進展における大前提となることは言うまでもありません。不正行為は科学の後退、知識の拡大のさまたげともいえないだろうか。社会に対する重大な犯罪行為のような気がする。
Yomiuri Onlineの研究費を配分する文部科学省など中央省庁と、受け取る側の大学・研究機関の双方に厳格な対応を求める方針を決めたとする<研究不正に罰則、科学技術会議が導入要請へ>の記事には、各府省には研究不正への「罰則」導入を要請。2007年度予算の概算要求前に、整備状況をチェックする。一方、大学・研究所には「不正防止規定」の作成を義務づけ、規定のない研究機関からの申請は認めないとある。
2月28日の総合科学技術会議本会議で決める。













