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放流ヒラメの地域性をDNA分析......水産総合研究センター2006/01/13 18:44

気になるrelease

動物がどのように自然界を移動しているのかを調べる方法として標識をつけて離す方法が一般的だが、独立行政法人水産総合研究センターがDNA分析技術を使って放流ヒラメがどのように移動して成長しているのかを解明することに成功した。

icon<日本海における放流ヒラメの移動を解明-DNA標識による追跡調査で->iconによると、ヒラメに適切な標識がなかったために放流の効果がいまひとつ不明だった。それが、3,000個体の漁獲された放流魚のDNAを分析した結果、放流ヒラメのうち80%は放流された地域で捕獲されたことから放流の効果が確認された。

分析にはウロコ1枚で十分ということで市場でヒラメを買わなくても調べられるメリットがあるとか。3000個体のヒラメのデータを集めるのに何匹のヒラメを分析したのか興味がある。放流ヒラメがどれだけ海産資源の増加に寄与しているのか分かると思うが。

リリースには300km以上移動していたヒラメもいたとの記述があるが、蝶のアサギマダラを思い出した。回遊性のヒラメとかもいるのだろうか。ウナギの研究にも役立つのかなぁ。

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