■探査機はやぶさとの通信が回復......2010年6月の地球帰還なるか■ ― 2006/03/08 00:11
気になるrelease
- 頑張れ、はやぶさ
小惑星イトカワへのタッチダウンを試みた探査機「はやぶさ」と2005年12月8日から途絶していた通信が回復した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は<「はやぶさ」探査機の状況について>を発表。3月6日には、得られた距離計測データとドップラ情報をもとに、「はやぶさ」探査機の軌道が決定でき、正確な探査機の位置・速度が3ヶ月ぶりに推定できました。「はやぶさ」は現在、イトカワから(概ねイトカワの進行方向に)約1万3千kmの距離にあり、相対速度毎秒約3mで飛行しています。現在の探査機の太陽からの距離は約1億9千万km、地球からの距離は約3億3千万kmだという。
探査機の状態ははっきりいって、芳しくない。姿勢制御に使おうと思っていた化学燃料が漏れてなくなっていたりと満身創痍。とはいえ地上との交信が回復したことから、地球になんとしてでも帰還させようと努力を続けるという。
なんとしてでも2010年6月の地球帰還を目指すという。