自己増殖するネットワーク ― 2005/11/17 18:32
大規模な災害の発生を想定して無線LANを使った初の本格的な情報収集・伝送実験が行われるという。
20日に豊橋市で行われる防災訓練で、情報通信研究機構が実験を予定している。リリースはここ。
ミソは無線LANに対応した機器があると互いに近くにある機器とネットワークをアドホック的に形成する「アドホックネットワーク」機能を活用することだ。
実験そのものは、前もって電子タグを取り付けてある建物などが被害を受けたとの想定で実施。現地調査員が現場に出向いて電子タグを読み取り、被害状況を電子タグに書き込んで無線LANで送信する。
電子タグは無線LAN機器から近くの無線LAN機器、またその近くの無線LAN機器・・・・・へとバケツリレー式に送られて最終的には集約されるという寸法。電子タグには建物の位置や種別があることから被害状況を簡単に集約できる。
セキュリティーさえしっかり確保できれば、災害時だけでなく実用的なネットワークを構築するのに使えそうだ。無線LANの基地局が近くになくても、隣近所にある無線LAN機器を経由することで、いくらでもネットにつながることができる。
無線LAN機器があれば、あっただけ広がるネットワーク網。これって自己増殖するネットワークにほかならないなぁ、きっと。