ナタデココでインクを綺麗に ― 2005/11/22 18:00
バイオセルロース紙なるものが世の中にはある。
インクジェット紙はインクののりを良くするために無機物のシリカやアルミナが塗られているが、通常の紙繊維の1000分の1ほど10-50nmの太さの繊維でできていて無機物がなくても綺麗に印刷できるという。
ナタデココで知られるが、酢酸菌が作り出した自然由来の極細セルロース繊維を活用している。天然だからエコロジーというわけではないかもしれないが、無機物を使っていないだけ少なくとも環境には優しそうだ。
パルプの消費減にもつながりそうだし。
とりあえず日本郵政公社が22日から「グリーティングカードセット」として試行販売(リリースはここ)する。
サンプルの写真があまりおしゃれじゃないのが気になるがそれは横に置いておいて、開発した宇宙環境工学研究所(ホームページはここ)のバイオセルロース紙の項目を見て思い出した。
酢酸菌が作り出すセルロースで作ったバイオセルロース紙は味の素が、ずいぶんと前から研究していたものだ。実はソニーの超高級ヘッドフォン「MDR-R10」のコーン紙として使われていたほどで、音の伝えやすさがアルミ並みで、しかも内部損失はコーン紙並みとハイテク素材真っ青の特性を持っていた。
さすがにMDR-R10は販売終了になったようだが、うまくいけばプリンター用の印刷用紙としての用途が開けることになりそうだ。