ネットで買った「巨人たちの星」を読んだ ― 2005/12/08 18:19
ジェイムズ・ホウガンの「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」に続く3部作を締めくくる物語を読み終わった。

ガニメアン、ルナリアン・・・月と冥王星の謎と次から次に話が展開してきたシリーズの最後は、また新たな謎解きがあった。
テーマは宇宙にとどまらず生物、人類の進化にも及ぶなど楽しめた。SFは好きでも宇宙航ものはちょっと苦手という人にもよさそうだ。ファウンデーションシリーズを彷彿とさせるようなところもあるし。
この5年ほどの間の研究で原始地球の形成時に巨大衝突が起こって月ができたというのが定説になっていて、小説が書かれた当時よりも研究が進んでいることを考えると物語の設定に違和感があるかもしれないが、深くは考えずに読むのがよさそうだ。
クライマックスを読み進めるうちに、インターネットで氾濫する情報の何が正しくて、何が正しくないのかを見極めるのがいかに重要なのかを痛感させてくれる。
1980年代に書かれた本。インターネット時代の危うさを先取りたSF小説といえるかもしれない。
