生体高分子材料でプラスチック基板上にメモリー素子.......産業技術総合研究所 ― 2005/12/19 18:20
気になるrelease
電子ペーパーや表示デバイスなどフレキシブルな電子デバイスの開発が進められている中、印刷技術を使ってプラスチック基板にメモリー素子を形成して10日間以上と短期間とはいえ、メモリー保持の能力を発揮する技術が開発された。
独立行政法人・産業技術総合研究所が<印刷によりプラスチック基板上にメモリ素子を作製-全印刷フレキシブル電子デバイスの実現に向けて>
を発表した。
棒状らせん構造を持つ生体高分子材料に分子構造制御を行ってできる強誘電性メモリ機能を使って均質強誘電体薄膜を印刷技術でメモリー素子を作ったという。
試作したメモリー素子は3×3のアレイでの動作確認だったが、今後は集積化技術の開発に取り組んでより大容量のメモリ素子を開発するという。
やがてはシリコンを使わない電子デバイスを使うことで電子機器の形状がフレキシブルのタイプも登場することになるのだろう。