始祖鳥は恐竜だった ― 2005/12/02 18:42
古生物学の進歩に最近、なかなかついていけなくて困っている。人類の祖先の化石が見つかってどんどん生命の進化の空白が埋められているし、恐竜と鳥類をつなぐ謎も深まっている。
例えば米科学誌サイエンス（Science 2 December 2005:Vol. 310. no. 5753, pp. 1483 - 1486）に掲載された論文（ここ（英文））。abstractはここ（英文）。始祖鳥（ジュラ紀）が鳥類の祖先ではないというのも新たな発見だろう。
写真：始祖鳥. (2005, 12月 2). Wikipedia, フリー百科事典. Retrieved 09:27, 12月 2, 2005 from 始祖鳥
論文のタイトルはA Well-Preserved Archaeopteryx Specimen with Theropod Features。Archaeopteryxが始祖鳥。Theropodはティラノサウルス・レックスやヴェロキラプトルに代表される二足歩行の獣脚類という恐竜のことだが、上空をのんびりと飛行している鳥のイメージと、あのティラノサウルスのイメージとではあまりにもギャップがある。
サイエンスの同じ号には、Best Archaeopteryx Fossil So Far Ruffles a Few Feathersのタイトルで解説記事（ここ（英文））も載っている(Science 2 December 2005:Vol. 310. no. 5753, pp. 1418 - 1419)。Summaryはここ（英文）。
恐竜が鳥類の祖先だというのが定説になっていることを考えるとビックリすることではないが、始祖鳥が鳥類でなくなってしまうことを考えると鳥類は、いったいいつごろに登場したのだろうかと考えさせられてしまう。
とりあえずは孔子鳥（白亜紀）にするしかないのだろうか。
携帯に地図を表示 ― 2005/12/02 21:56
携帯に地図を手軽に表示できるサービスは便利このうえない。
Yahoo! モバイル( http://yahoo.jp )で地図を検索表示できるサービスは便利だし、Yahoo! Maps（ http://map.yahoo.co.jp/ ）の地図登録一覧の機能を使うと余分なパケ代を払わなくても事前に登録してある地図を携帯に表示できる。
外出時に紙に地図を印字して持ち歩かなくてすむのもいい。先日、車で移動していて（うちの車にはナビがない）道に迷ったときにさっそく、Yahoo!モバイルにアクセスして携帯をナビ代わりに目的地まで到達することができた。
世の中、便利になったものだと感心していたら、ゼンリンが「ゼンリン携帯マップ」というサービス名称を「ゼンリン地図＋ナビ」(ゼンリン地図プラスナビ)に変えて５日から開始するという。リリースはここ。ＦＯＭＡ９０Xｉシリーズ向けだが、利用者が歩いている通路や場所がどういう所であるかをアイコン表示してくれるほか、最寄駅から目的地までの徒歩ルートも表示してくれる。
携帯も便利だが無線LAN網が全国にくまなくいきわたったらもっと便利になると思う。日本システムウエアのここにあるリリースのようにアドホックネットワークの機能がどんどん向上しているのを考えると、そう無理なことではないと思う。
そうしたら愛用のノートパソコンを車でナビ代わりに活用するに違いない。道に迷ったらGoogle ローカル( http://maps.google.co.jp/ )やYahoo! Mapsにノートパソコンでアクセス。ナビを買わなくてすむのだけれどもなぁ.........。
いけないゲームって、どんなゲーム？(BlogPet) ― 2005/12/03 17:04
きょうフロイドがS.Biseiのゲームも購入すればよかった？
フロイドが全米に購入するはずだったみたい。
S.Biseiでリストへ参考したの？
もっとも何でベータアミロイドの生成を抑える研究。*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フロイド」が書きました。
もともとベータアミロイドというのはβセクレターゼ（ＢＡＣＥ１）、γセクレターゼの２つのタンパク質分解酵素が働いてタンパク質が切断されていることから、そのβアミロイド（ベータアミロイド）の細胞内に蓄積するようにくっついているアルツハイマー病治療薬の研究。
フロイドが超高齢者になるらしい。
大脳皮質にβアミロイドの蓄積をなんとか抑えてやろうというのが直接の原因とみられているオヤジの筆者にとってアルツハイマー病の治療薬が開発されるといいのだが。
細胞膜を突き刺すようにしようという方向で進められているアルツハイマー病に関する情報にはいかないからだ。
もともとベータアミロイドというのはポリペプチドと呼ばれる種類の物質で、アルツハイマー病の治療薬の開発に期待がもたれて細胞内での生成が約半分に抑えられたということでアルツハイマ病を治療できないかと研究が進められているアミロイド前駆体タンパク質にβセクレターゼ。
βセクレターゼ（ＢＡＣＥ１）、γセクレターゼの機能が失われるのが狙いだ。
細胞膜を突き刺すようにくっついている。
２つのタンパク質分解酵素の働きを抑えることで、アミノ酸数が約７００個から４２個結合して神経細胞の機能が失われたマウスは問題なさそうだし、神経細胞の分化にかかわるγセクレターゼの働きをブロックするわけには敏感。
というわけではないが、βアミロイドが蓄積するかは分かっていないが、とにかくベータアミロイドが蓄積しないようにしようという方向で進められていることから、そのβアミロイドの蓄積をなんとか抑えてやろうというのが直接の原因とみられているアルツハイマー病に関する情報にはいかないからだ。
アルツハイマー病の治療薬が開発されるといいのだが。
健忘症にかかっている。
そこでアミロイド前駆体タンパク質（ＡＰＰ、アミノ酸が４０個）の一部分。
アミロイド前駆体タンパク質に作用するタンパク質分解酵素が働いてタンパク質が切断されているオヤジの筆者にとってアルツハイマー病治療薬の研究。
健忘症にかかっているアミロイド前駆体タンパク質（ＡＰＰ、アミノ酸数が約半分に抑えられたということでアルツハイマ病を治療できないかと研究が進められていることから、そのβアミロイドが蓄積するようになる前に、なんとか治療薬が開発されるといいのだが。
細胞膜を突き刺すようにくっついているアルツハイマー病に関する情報には敏感。
というわけではないが、アルツハイマー病の治療薬の開発でホットな話題が、とにかくベータアミロイドが蓄積している。
上り坂はつらかった。。。。。 ― 2005/12/05 10:06
ヒーヒー、ゼーゼー。おじさんランナーは一生懸命に走っているのだが、その横をタッタッターと軽い足取りで若者が追い抜いていく。昨年に続いて奥多摩渓谷駅伝競走大会に仲間と出場したが、寄る年波には勝てずに、結局はマイペースで走り続けるしかなかった。
「無理をしちゃあダメよ」と妻に送りだされ、マイペースで走るとは思ったものの、ついついほかの人のペースにあおられてしまう。どこまで頑張れるかと体に鞭を打つことになるのだが、まだ走れる、いやもうだめだ、と頭の中でジキルとハイドになりながらのランニングはまだまだ、修行が足りないということか。
荷物番担当として息子を引っ張り出したこともあってぶざまな格好は見せられないし.......。
いつになったら悟りの境地に達するのだろうか。
一般・大学・高校の部のコースは、
- １区 青梅市総合体育館前 → 西東京農協二俣尾支店前 8.5ｋｍ
- ２区 西東京農協二俣尾支店前 → 朝日運輸前 8.4ｋｍ
- ３区 朝日運輸前 → 奥多摩スポーツコミュニティ会館前 6.5ｋｍ
- ４区 奥多摩スポーツコミュニティ会館前 → 朝日運輸前 6.3ｋｍ
- ５区 朝日運輸前 → 西東京農協二俣尾支店前 8.4ｋｍ
- ６区 西東京農協二俣尾支店前 → 青梅市総合体育館前 8.5ｋｍ
最寄り駅は青梅市総合体育館が河辺、西東京農協二俣尾支店前が二俣尾、朝日運輸前が古里、奥多摩スポーツコミュニティ会館前が奥多摩。
朝日運輸前の２区→３区への中継風景（mp4、1,486KB）
昨年は最初は下り坂、最後の１キロが上り坂の５区を担当したが今年は３区。朝日運輸前から折り返し地点の奥多摩スポーツコミュニティ会館前まで上り坂が続く。途中３つのトンネルがあって３つ目を抜けて折り返してからたすきをつなぐと聞いてはいたが、初めてのコースなのでペースがつかめない。
上り坂の続くコースを走ったこともないし。結局は前走者の背中を見ながら走るが自分のペースがつかめないまま終わってしまった。
大会後、恒例の打ち上げ。来年も出ることがあったらた、たすきをつなぐことを目標にすると宣言してしまったが、また無理をしてしまいそう......。
コウモリとエボラウイルス ― 2005/12/05 12:55
アフリカでアウトブレイクするエボラ出血熱とコウモリが関係しているのではないか、という論文が英科学誌ネイチャー（Nature 438, 575-576 (1 December 2005) | doi:10.1038/438575a）に掲載された。
タイトルは＜Fruit bats as reservoirs of Ebola virus
＞。First paragraph当初無料版のアブストラクトは（ここ）。しか読めなかったが、５日にアクセスしたらfull textは(ここ)。を読むことができた。
論文ではアウトブレイクが発生した地域で採集した脊椎動物の血清と臓器細胞の遺伝子配列をPCRで分析して関連を調査。PCR結果からFruit bats（オオコウモリ）がエボラウイルスに感染していたことを意味する遺伝子の特有な配列が見つかったという。
full textのアブストラクトには
Bat species eaten by people in central Africa show evidence of symptomless Ebola infection.とあり、
エボラウイルスの宿主となっているとみられるコウモリが中央アフリカで食用にされていることがアウトブレイクの原因のひとつとなっているということらしい。
Human infection directly from fruit bats might in part be countered by education, as these animals are eaten by local populations living in the outbreak regions.と論文にあるように、まずはコウモリを食べないことが重要だ。
９月から動物の輸入にあたって届出制度がスタート。平成１５年の輸入状況の資料によると、コウモリが米国とニュージーランドから計１２匹輸入されている。
「動物の輸入届出制度 Ｑ＆Ａ」（ここの問５にあるように、コウモリは狂犬病、ニパウイルス感染症、リッサウイルス感染症との関係で現在は輸入禁止になっているが、エボラ出血熱の関係でも規制する必要があるのかもしれない。
どうらや動物の輸入にはもっと神経質になったほうがよさそうだ。
