デイ・アフター・トゥモロー、をみた ― 2005/12/15 13:03
見ていていつの間にか背筋が寒くなってきた。
もし、地球が大規模な気候変動を引き起こして氷河期に突入したときに人類はどう対処するのか――。地球温暖化による極域の氷が解けることで海水の塩分濃度が変化した結果、海流の流れが変化してスーパーストームが発生。上空の超低温の空気が地表まで降りてきて地球が凍りつくという設定だ。
このあたりの説明は<デイ・アフター・トゥモロー―スーパーストーム 世界が氷に覆われる日>(メディアファクトリー、原書名:THE COMING GLOBAL SUPERSTORM〈Bell, Art;Strieber, Whitley〉)に詳しいが、最初は地球温暖化の話だったのがあっという間に「地球が冷える」という状況に激変するのだが、あまりにも話の展開が急ピッチなので違和感をいだくまもなく話しに引きずり込まれていく。
<インデペンデンス・デイ>のローランド・エメリッヒ監督マジックのなせる業だろうか。
スーパーストームの目が刻々と近づいてくるときの冷気の迫り方(10,050KB)は不気味でなんともいえなかった。
出演は
- デニス・クエイド(父親のジャック・ホール)
- ジェイク・ギレンホール(息子のサム・ホール)
- イアン・ホルム(ラプソン教授)
- エミー・ロッサム(同級生のローラ)
- セーラ・ウォード(母親のルーシー)
エミー・ロッサムには着目。
オペラ座の怪人(2004)
デイ・アフター・トゥモロー(2004)
NOLA ~ニューヨークの歌声~(2003)
ラブ・アクシデント(2002)
アメリカン・ラプソディ(2001)
歌追い人(2000)
に出ているようなのでチェックすることにしよう。
ネットで買った「巨人たちの星」を読んだ ― 2005/12/08 18:19
ジェイムズ・ホウガンの「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」に続く3部作を締めくくる物語を読み終わった。
ガニメアン、ルナリアン・・・月と冥王星の謎と次から次に話が展開してきたシリーズの最後は、また新たな謎解きがあった。
テーマは宇宙にとどまらず生物、人類の進化にも及ぶなど楽しめた。SFは好きでも宇宙航ものはちょっと苦手という人にもよさそうだ。ファウンデーションシリーズを彷彿とさせるようなところもあるし。
この5年ほどの間の研究で原始地球の形成時に巨大衝突が起こって月ができたというのが定説になっていて、小説が書かれた当時よりも研究が進んでいることを考えると物語の設定に違和感があるかもしれないが、深くは考えずに読むのがよさそうだ。
クライマックスを読み進めるうちに、インターネットで氾濫する情報の何が正しくて、何が正しくないのかを見極めるのがいかに重要なのかを痛感させてくれる。
1980年代に書かれた本。インターネット時代の危うさを先取りたSF小説といえるかもしれない。
<天文学はこんなに楽しい>つながりの奇遇 ― 2005/09/23 19:17
朝、電話が鳴って出ると、どこかで聞いたような声。ひょっとすると、と思っているとやっぱりそうだった。
10年ぶりぐらいだろうか、年賀状はやりとりしているが、すっかりご無沙汰している人物からだった。互いに子供が大きくなっただの、何しているだのひとしきり懐かしい会話で盛り上がった。
電話の主は来週28日(水)18:30 ~ 21:30に丸ビル7F・東京21Cクラブで開かれる「リビング・サイエンス・フォーラム」に出るとのこと。だったら、いくかもしれないと答えたので、再会の雰囲気となった。
もっとも電話の目的は、最近、誠文堂新光社から共著で出版した「天文学はこんなに楽しい」を見て、もしかして「出版した?」と確認のためだった。
世の中というのは不思議なもので、誠文堂新光社の編集者のN田さんを互いに知っていることが発覚。じゃあ、今度、一緒に本をだそうか、などとまたまた盛り上がってしまった。シリーズで出ている本なので、N田さんから互いに別のテーマの本の執筆が舞い込んでいる。
ところで、本を買ってくれたのかな? と思って「買ってくれた? ありがとう」。ところが……。実はN田さんから、もらったのだとか。残念!!