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感染症2005/09/02 10:56

 エボラ出血熱はほんとうに恐ろしいらしい。

 海外渡航者向けのサイト(http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/page_i/i01-1.html)が参考になるが、致死率は患者の53 ~88 %。一つの村が全滅するような事態になるらしい。

 そんな感染症の恐ろしさを「アウトブレイク」は見事に描き出している。映画で媒介したのは密輸された猿。感染症が海外から持ち込まれる経路として考えられるのが、海外で感染した人が帰国して発症するほかに映画のように輸入してきた動物がキャリアとなっていることが考えられる。

 世界的にも感染症をいかに水際で食い止めるかが重要な問題となってくる。この1日から家畜など検疫対象となっている動物以外の哺乳類と鳥類を輸入する際に、厚生労働大臣に届ける制度がスタートした。

 感染症にかかっていないかどうか輸出国の証明書を添付するようになっているので、水際作戦としては大きな効果が期待できる。こんなことを 「ふむふむ」と思いながらネットを調べていて、厚生労働省のページ(http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/10/tp1015-2.html)で面白い資料を見つけた。

 輸入されている動物の数のデータ(2003年)だが、コウモリ(哺乳類!!)が12羽輸入されている。ペットなのだろうか。さらに面白いのが冷凍マウスが151万4600匹、中国から輸入されている。どうもペット(ヘビ?)の餌らしいが、なんともまあ、こんなものまで統計データに載るとは。

 ヘビに与えるよときにはやっぱりレンジでチンするのだろか。