プラズマ VS 液晶......プラズマの42型でフルハイビジョン対応 ― 2005/12/08 12:06
薄型テレビの技術開発がどんどん進んでいる。特にプラズマ。画素の細かさでは液晶に劣っていたのがついに肩を並べるまでになってきた。
テレビを買い換えるには液晶かなと思っていたが、プラズマの性能が向上していることを考えるとなかなか難しい選択を迫られることになりそうだ。
東芝・キャノン連合のSEDも気になるし、買い換えるのを先送りするためにも、わが家のトリニトロンには当分、頑張ってもらうしかない。
プラズマの性能アップを象徴するのが7日に富士通日立プラズマディスプレイ、日立製作所が<世界初の42V型フルHD PDPを開発>
で発表した42V型フルHD PDP。42V型のサイズでフルHD(High Definition)の画素数(水平1920×垂直1080画素)に世界で始めて対応した。
2007年春に量産を開始するという。
プラズマというとパネルに小さな小さな蛍光灯をいっぱい敷き詰めた構造をしている。その小さな蛍光灯1本1本に赤なら赤、緑なら緑、青なら青に発光するように役割分担させることでカラー表示している。
これまでは、その蛍光灯を小さく作るのに限界があったため、水平1920×垂直1080画素を実現しようとすると、必然的に画面サイズを大きくするしかなかった。松下やパイオニアでは、この画素数のプラズマを50型で実現しようとしている。
液晶のシャープは<37V型フルスペックハイビジョン液晶テレビAQUOS<LC-37GE2>を発売>
で発表したが、37型以上
45型以上でフルHDに対応した液晶テレビを発売。ラインナップのページで、青地に白抜きで「フルスペックハイビジョン」と表示されたテレビだ。
そう考えると精細度はプラズマの方が上回ったと誤解されそうだが、シャープは携帯電話の液晶でもっと細かい技術を持っている。きっと、シャープはもっと小さなサイズでフルHDに対応した液晶テレビを投入してくるに違いない。
とはいえ小さな画面でハイビジョンを表示しても意味はなさそうなので、フルHDの液晶テレビは売れ筋の37型あたりが主流になってきそうだ。売れ筋の37型あたりか。 とすると値段も安いので、やっぱり液晶テレビに買い換えることになるのだろうか?