日本小児科学会のタミフルに関する見解 ― 2005/12/08 10:24
タミフルについて日本小児科学会の見解が「7日正午すぎの段階でも見解はアップされていない」と書いたが誤りだった。
すみません。
日本小児科学会の最新情報、学会からの提言・主張(更新:05.011.30)の
一番下にアップされている。
「現状では80%の確率で発射していない」....はやぶさの金属弾 ― 2005/12/08 11:25
探査機はやぶさが小惑星イトカワからサンプルを採集したか否かがはっきりしなくなってしまった。何しろ、はやぶさは遠隔操作でしかも、半ば自律航行していることもあって、リアルタイムではやぶさの状況を把握できないのが災いしている。
YOMIURI ONLINEの
記事によると、リーダーの川口淳一郎教授はサンプル採集のための金属弾について「現状では80%の確率で発射していない。非常にショックだ」と話したとのことだ。
JAXAの宇宙科学研究本部は
「はやぶさ」探査機の状況についての中で、
試料採取のための弾丸発射の火工品制御装置の記録が取得でき、それによれば、正常にプロジェクタイル(弾丸)が発射されたことを示すデータが確認できず、11月26日にプロジェクタイルが発射されなかった可能性が高いことがわかりました
としている。
11月26日の2回目のタッチダウンで
「はやぶさ」小惑星のサンプル採取成功に確信としていたのが、「確信」できなくなってしまったわけだが、状況がちゃんと把握できるのを待つしかないようだ。
もっとも地球に帰還するにはイオンエンジンの運転を再開するなど綱渡りの状況が続くだけに、仮にサンプルの採集に成功していたとしても楽観視できないのには変わりはないが............。
プラズマ VS 液晶......プラズマの42型でフルハイビジョン対応 ― 2005/12/08 12:06
薄型テレビの技術開発がどんどん進んでいる。特にプラズマ。画素の細かさでは液晶に劣っていたのがついに肩を並べるまでになってきた。
テレビを買い換えるには液晶かなと思っていたが、プラズマの性能が向上していることを考えるとなかなか難しい選択を迫られることになりそうだ。
東芝・キャノン連合のSEDも気になるし、買い換えるのを先送りするためにも、わが家のトリニトロンには当分、頑張ってもらうしかない。
プラズマの性能アップを象徴するのが7日に富士通日立プラズマディスプレイ、日立製作所が<世界初の42V型フルHD PDPを開発>
で発表した42V型フルHD PDP。42V型のサイズでフルHD(High Definition)の画素数(水平1920×垂直1080画素)に世界で始めて対応した。
2007年春に量産を開始するという。
プラズマというとパネルに小さな小さな蛍光灯をいっぱい敷き詰めた構造をしている。その小さな蛍光灯1本1本に赤なら赤、緑なら緑、青なら青に発光するように役割分担させることでカラー表示している。
これまでは、その蛍光灯を小さく作るのに限界があったため、水平1920×垂直1080画素を実現しようとすると、必然的に画面サイズを大きくするしかなかった。松下やパイオニアでは、この画素数のプラズマを50型で実現しようとしている。
液晶のシャープは<37V型フルスペックハイビジョン液晶テレビAQUOS<LC-37GE2>を発売>
で発表したが、37型以上
45型以上でフルHDに対応した液晶テレビを発売。ラインナップのページで、青地に白抜きで「フルスペックハイビジョン」と表示されたテレビだ。
そう考えると精細度はプラズマの方が上回ったと誤解されそうだが、シャープは携帯電話の液晶でもっと細かい技術を持っている。きっと、シャープはもっと小さなサイズでフルHDに対応した液晶テレビを投入してくるに違いない。
とはいえ小さな画面でハイビジョンを表示しても意味はなさそうなので、フルHDの液晶テレビは売れ筋の37型あたりが主流になってきそうだ。売れ筋の37型あたりか。 とすると値段も安いので、やっぱり液晶テレビに買い換えることになるのだろうか?
セイヨウオオマルハナバチが特定外来生物に指定へ ― 2005/12/08 13:14
初夏、近所のツツジに蜜を集めにくるマルハナバチを観察するのが好きだった。
羽音にびくつく小さかった息子と一緒に見たマルハナバチは、花粉を後ろ足にいっぱいつけて愛らしい姿をしていた。
そのマルハナバチが温室栽培トマトの受粉動物として使われていると知ったのは10年ほど前のことだろうか。
使われているのは海外から持ち込んだセイヨウオオマルハナバチ。温室から逃げ出して外来種として国内で繁殖するようになったのではないかと話題になっていたころだ。
これだけ地球のグローバル化が進んでヒトとヒトの交流が盛んになっているのだから、昆虫の世界でも種が混ざり合うのは当たり前のことなのだろうと思っていたが、セイヨウオオマルハナバチが外来生物法の特定外来生物に指定されることになるという。
第7回特定外来生物等分類群専門家セイヨウオオマルハナバチ小グループ会合の7日の会議で議論。議事録は8日の段階で特定外来生物等の選定についてのページに第6回分までしかないが、
asahi.comの
記事によると、セイヨウオオマルハナバチを
特定外来生物に指定し、(1)使用する場合はハウスから逃げ出さないよう、入り口などにネットを張る(2)使用済みの巣箱をきちんと処理する(3)野外に生息するセイヨウオオマルハナバチに対する調査を続け、防除手法を検討する、などが提案されたとのことだ。
19日の特定外来生物等専門家会合を経て、来春にも正式に指定されるという。
ちなみに見分け方は、保全生態学研究会のここのページにもあるが、セイヨウオオマルハナバチはお尻の末端が白いのが特徴となっている。
実は知らなかったのだが、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(通称:外来生物法)が6月1日から施行され、特定外来生物を育てるなどする場合は許可が必要なのだという。
幸い飼育していないのでよかったが、すでに飼育している人は12月1日必着で申請書を提出しなくてはいけなかったらしい。特定外来生物の飼養等許可申請についてには、
許可を得ずに、飼養等をすることや、野外に放つ等を行うと、個人で懲役3年以下若しくは300万円以下の罰金、法人で1億円以下の罰金に処せられる場合がありますとある。ご注意を!!
思い出のYS-11も2006年には引退 ― 2005/12/08 13:46
名機と評価の高いYS-11に3度だけ乗ったことがある。
鹿児島から種子島までの40分ほどのフライト。うち1回は若かりしころの妻との旅行だった。そのときにはずいぶんと揺れて、当のわたしは、あのYS-11だとワクワクしているのに、横の妻の顔が真っ青になっていたのが懐かしい思い出だ。
妻が怖がるのも無理なことではない。
雲が垂れ込めている天候で密度の濃い雲の部分に機体が入るたびに機体がガクガク。窓の外をみると翼の先端が震えている。おそらく後方から気流が吹き付けたときだろうか、プロペラが抵抗できずにエンジンの回転がため息をつくように落ちるのが分かる。
さらには遊園地の絶叫マシンのように、床がフッと消えて機体ごと10mほど落下したような動きに翻弄される始末。フライトアテンダントも含めて誰もじっとしたままエンジン音だけが響いていたのが記憶に残っている。
そのYS-11が2006年に完全に退役するのだという。
日本エアーコミュニケーターの機材紹介のYS-11のページには国内では4機しか現役として使われていないとある。
国籍及び登録記号 | JAC受領年月日 | 製造番号 | 製造年月日 | (旧)愛称 |
JA8788 | 1988.11.28 | 2176 | 1973.03.12 | おが |
JA8766 | 1990.09.07 | 2142 | 1970.04.09 | とくのしま |
JA8717 | 1993.02.28 | 2092 | 1969.02.18 | あそ |
JA8768 | 1994.09.29 | 2147 | 1970.08.25 | りくちゅう |
asahi.comの
記事には、6日に公開されたYS-11の特別塗装機の写真がある。
引退を記念した塗装には「ありがとう日本の翼」とある。妻と乗ったYS-11の写真がどこかにあるはずだから探してみよう。